ホームページの目的を見直してみよう
あなたが、ホームページを作る時、「ホームページを作る目的はなんですか?」とお聞きします。
ほぼ、100%答えは、「集客」です。という答えが帰ってきます。
「集客・・・」もう少し踏み込んで考えてみましょう。
ホームページの目的は何ですか?
ホームページ集客っていうと、どうしてもアクセス数が気になったりしませんか?
あるいは、あなたの商品が販売できた数や、お問い合わせの数を気にしていませんか?
本来のホームページの集客は、あなたの「見込み客を集める」というところが目的です。
つまり、あなたのホームページで「見込み客」がどれくらい集められるか・・・・というところがとても重要です。
見込み客を集める?
ウェブ集客の目的はあなたの「見込み客のリストを集める」というところに目的を絞ってみてください。
するとやるべきことがはっきりみえてきませんか?
ホームページの中で何かが足りないことに気づきませんか?
なぜ見込み客のリスト化が必要なのでしょうか?
お客様の状態とは、このようなサイクルで移り変わっていきます。
- 新規見込み客の獲得
- 見込み客が顧客に変わる時
- 既存客の維持
- 既存客の離脱
- 新規見込み客の補充
1の新規見込み客の獲得がすべてのスタートになっていますね。
ですから、ホームページの目的は
「新規見込み客の獲得」だけに絞るといいのです。
ここが納得していただけたら、
ホームページに何を掲載すべきかが、自然とわかってくるはずです。
しかし、ここが納得していないと、
どうしても、HPには、「あれもこれも掲載しないと・・・」というホームページが仕上がり、
結果的に情報が多すぎて、わかりにくいホームページが仕上がっていきます。
決してホームページで顧客を見つけようとしないでください
ホームページでいきなり顧客を集めようとしないでくださいね。
ホームページで「見込み客」を集めてくださいね。
これに徹することができたら、ホームページはしっかりと集客媒体へと変わっていきます。
なぜ顧客集めがだめなの?
ちなみに「顧客」はすぐに買ってくれるお客様のことです。
「見込み客」は「興味をもってくれるお客様」のことです。
ではなぜ、すぐに買ってくれるお客様を集めたらだめなんでしょうか?
それは、すぐに買ってくれるお客様を集めようとすると、どうしてもあなたのホームページに無意識に「売り込み感」が強くなってしまうからです。
そうです〜!大事なのでもう一度いいます。
買ってほしいお客様に対してページを作ろうとすると、無意識に「売り込み感」が出ちゃうんです。
どんなに素敵なホームページでも、優しく言葉を選んでも、「今すぐ買って〜!」が出ちゃう。。。
売り込み感が出ちゃうと・・・
どんないい商品でもどんないいサービスでも「売り込み感」が出ちゃうと、
「ブチっ!」って、切りたくなっちゃいませんか?
例えば、ショップに立ち寄ってすぐに、店員さんが来て
「これ素敵でしょ〜!あなたにピッタリ!!」なんて言われたら、、、、、
「はい、結構です〜!」
なんてことありませんか?
心の中では、
すごく気に入ってたのに、、
もっとゆっくり見たかったのに、、、、
なんて思っていても、他の店で探そ〜って思いませんか?
それと同じです。
ランディングページって売り込み感満載でしょ
あ、ちなみに突然、目に入ってくる、全然自分には興味ないランディングページって、すごい売り込み感満載じゃない???
そんな感じです。
ランディングページって、ターゲット層をきちんと絞っているから、その顧客層からちょっとでも外れると、まあ、まあ、うざいですよね。
ホームページでも同じことが言えると思うのです。
ホームページから直接顧客やクライアントさんを獲得したい!っという思いはすごくよくわかります。
でも、そうすると結果は・・・・残念ながら、あっという間にHPから離脱されてしまうでしょう。
そんな回りくどいことしなくない
顧客を集めるんじゃなくて、見込み客を集める?
そんな回りくどいことしたくないし、そんなこと必要なの?
でも、ほとんどの人って、購入まで、すぐに決断はしませんよね。
たとえ、「すごくいい!!!」って思ったとしても、すぐに購入したりはしません。
特に、「目に見える品物」ではなく、「目に見えない商品」だったら余計、そうですよね。
何度も、何度も、検討して、他の商品とも比較して、やっと決断しますよね。
失敗したくないから、他のサイトとも比較します。
あなたのホームページで何のアクションもなく「閉じられてしまったら」それで終わりです。
きっと二度と戻ってくることはありません。
その人の興味をつなぎとめておく何かが必要です
ホームページを閉じられてしまったら二度と戻ってきません。
はい。たまたま見つけてくれた自分のホームページですが、見つけてくれた本人すら、
どうやってそのホームページにたどり着いたかすら忘れています。
ですから、あとから気になったとしても
「あ〜あの情報どこだったかな〜?」
で忘れられてしまいます。
そんなものです。情報が多いネットの世界って。
見込み客の為になる何かを用意しましょ
ホームページで用意するものは、「見込み客」のお役に立てるものを用意しておきましょう。
商品を売るとか考えずに、ひたすら「見込み客」の為になることを・・・・。
こうして見込み客をつなぎとめて、信頼関係を構築していきましょう。
そして、興味が高まった頃、あなたのサービスが必要だ〜って思った頃合いを見て、初めて商品を売りましょう。
具体例
例えば「お店」を例にしてみましょう。
ショップに入った。
ちょっと気になるワンピースを見つけたけど、今月は予算が合わなかったので、購入しなかった。
定員さんが、「これどうぞ」と言って、カタログをくれた。
素敵なコーディネート術が掲載されていた。
また、次回近くによったら行ってみよう・・・・
そう思って今回は購入を諦めた。
しばらくして、もう一度お店に行った。
LINEやはがきで、何度かご案内が届いていたから。
こうして何回かお店に立ち寄っていくうちに、
店員さんと仲良くなって行きました。
そして、ある日、
「あなたが以前気に入っていたワンピースが今日から20%OFFになっていますよ。」と声を賭けてくれた。
購入しちゃった〜!
・・・・というのが、リアルなお店での
「見込み客」をつなぎとめて、信頼関係を作って、販売していく流れ・・・です。
これがホームページの中でも作れていければ、
売る側も、購入する側も
ストレスなく、納得した形で、商品を売ることができますね。
難しいけど、やってみよう
ホームページで、直に顧客やクライアントを獲得したい!という気持ち(欲)を抑えてホームページを作っていくのは結構、大変です。
でもこれができたら、
ホームページがちゃんと集客の目的を果たすことができます。